since 1947

伊賀八幡宮様は約500年の歴史を持ち、主要な神社の設備が国の重要文化財に指定されているなど、文化的側面としても大きな価値のある神社です。 来訪ユーザーの8割を占めるスマートフォンでの閲覧に対応しユーザーの利便性を向上させることと、これまでの歴史的側面をより深く伝えることを目指し、コーポレートサイトのリニューアルプロジェクトを進めました。

伊賀八幡宮様のコンセプトは「開運の勝神様」。
「勝神様」の代表は、150年にわたる戦乱の世の中を終わらせた徳川家康公で、 伊賀八幡宮様ご祭神のひとりでもあります。

勝つということにはさまざまな意味がありますが、この社はより力強い、 世界史上でも唯一といってよい、約250年の大平を成し遂げた神様が祀られています。
これらの事実をもとに、社のブランド・アイデンティティである 「開運の勝神様」を深掘りすることで、「壮大さ」「男性的な力強さ」「風格」「日本らしさ」などのキーワードが生まれ、デザインに落とし込みました。

リニューアルの目的でもあったモバイル対応を行ったことにより、 デバイスや画面サイズに関係なく、ブランドコンセプトを伝達できるサイトに仕上げました。

駐車場へのアクセス情報を示す地図も、より目標物が分かりやすくなるようイラストデザインを一新。
ご由緒や徳川家とのゆかりのページは、社に眠っていた史料を改めて蔵出ししていただくなど綿密にヒアリングを行い、ライティングに取り組みました。
ご由緒のページでは、史料をひもといたうえで得た情報と旧サイトで散在していた情報を整理し、年表式に再構築。
年表を見ることで、歴史的な出来事や重要な節目を一目で把握できます。
ひとつの出来事から、さらに詳しく情報を得ることができるような動線も設置することで、伝統と歴史の中に秘められた逸話を探求できるようになりました。

伊賀八幡宮様がメディアで紹介されると、多くの方々がWebサイトを検索されます。
その際、閲覧したWebサイトのデザインが印象に残り、 「ぜひ訪問してみたいと思った」というお声をいただくことも増えたそうです。 デザインの力で伊賀八幡宮の特色や価値を明確に伝え、利便性を高めたことがポイントになりました。